鎌倉観光の名所!長谷寺の見所モデルコース

 

「長谷寺」は「鶴岡八幡宮」と並んで鎌倉観光で人気の高いスポットのひとつで、古くから「花の寺」としても有名です。四季折々に咲き誇る花々の中でも、一面に咲き誇る色鮮やかなあじさいはとくに美しく、たくさんの人があじさいを楽しみに訪れています。

参考にするかしないかは、あなた次第。^^

 

長谷寺。鎌倉の定番の観光スポット

国内最大級の観音様を祀る長谷寺。境内を彩る花々季節ごとに美しく、初夏のあじさい、秋の紅葉の時期は鎌倉を代表する観光地となります。本尊の十一面観世音菩薩、通称「長谷観音」は奈良時代にクスノキの霊木より刻出されたと伝えられています。境内は手入れが行き届き、花浄土を思わせる四季折々の花木、相模湾の雄大な眺望を楽しむことができます。ノ電長谷エリアにおいて鎌倉の大仏と並ぶ有名な観光スポット。シンボルとなっているとても大きな本尊の十一面観世音菩薩(長谷観音)は最大級の木造観音です。
長谷観音は奈良時代にクスノキの霊木から刻出されたと伝えられ、古来より坂東観音霊場の第四番札所として信仰を集めています。あじさいの時期をはじめ、1年を通じて花々に彩られています。見晴台からの海の眺めも鎌倉らしい絶景です。

長谷寺(長谷観音)とは

736年(天平8年)の建立。本尊の十一面観世音菩薩は国内最大級で、「長谷観音」と呼ばれて親しまれています。
境内を彩る花々は「鎌倉の西方極楽浄土」と賞賛されていて、あじさいが美しい眺望散策路は鎌倉の絶景のひとつ。自然と仏教文化が感じられる長谷寺は鎌倉散策の醍醐味です。

アクセス

心地よいお散歩をしながら長谷寺へ

江ノ電の長谷駅から徒歩5分ほどの距離にある「長谷寺」。JR鎌倉駅からも徒歩25分ほどで行けるので、のんびり鎌倉の街並みを見ながらお散歩をして「長谷寺」を目指してみるのもいいですね。

 

江ノ電長谷駅から

 

長谷駅改札前の道路を大仏方面に進み、看板に従って左折。所要時間は約3分。

 

鎌倉駅から

鎌倉駅西口を出てロータリー左手の御成通りに入り、突き当りで右に曲がり由比ヶ浜通り商店街を進むと入口が見えてくる。所要時間は約25分。

2つに分かれた境内を散策

長谷寺は、観音山の裾野に広がる下境内と、山の中腹にあたる上境内の二つに境内が分かれています。広い境内ですので、ひとつひとつゆっくり見てまわるときは、歩きやすいスニーカーなどで回るといいですね。

庭園をゆっくり歩いて花を愛でる

山門から入ってすぐのところにある下境内には、妙智池と放生池のふたつの池が配されており、まわりをぐるりと巡ることができる回遊式庭園になっています。長谷寺は、四季折々、美しい花々を愛でることができ、その様子から「鎌倉の西方極楽浄土」とも呼ばれています。

見晴らしの良い境内。海と街並みを一望!

上境内には、ご本尊である「十一面観音菩薩像(長谷観音)」が安置される「観音堂」や、「鐘楼」「阿弥陀堂」などが建ち並び、さらには、美しい景色を楽しむことができる「見晴台」と「眺望散策路」があります。「眺望散策路」は、傾斜地を利用しているため、ぐっと遠くまで鎌倉の街並みや海を眺めることができます。

季節の長谷寺(長谷観音)。春夏秋冬

初夏の鎌倉♪長谷寺のツツジ、藤(ふじ)・牡丹(ぼたん)

鎌倉の定番♪長谷寺(長谷観音)のあじさい散策路♪

 

秋の風物詩♪ 長谷寺の紅葉ライトアップ

秋の紅葉の時期は鎌倉を代表する紅葉スポットとなります。夜は幻想的な長谷寺がライトアップされた紅葉が楽しめます。紅葉した銀杏、もみじ、ケヤキ、カエデが山全体を覆い尽くします。特に方丈池のほとりのカエデの幻想的な紅葉ライトアップは圧巻

 

長谷寺の見どころ

本堂(観音堂)

時の流れを感じさせてくれる「観音堂」

境内中央に位置する建物で、長谷寺の本尊である十一面観音像を安置する。この観音像は奈良の長谷寺にある十一面観音像と同じ木から作られたとい伝えられ、高さは9m以上あり、右手に錫杖を、左手に蓮華を挿した花瓶を持つ。造立当初のものとは考えづらく、詳しい製作年代は不明だが一部は室町期のものとされる。

「観音堂」には錫杖を右手に携えている、ご本尊である十一面観音像が安置されています。じつはこれまでに7回、焼失しており、現存しているのは1538年に再興された8代目です。観音堂の中は撮影禁止なので、カメラは鞄にしまって、美しいお姿をじっくりと目に焼き付けましょう。

阿弥陀堂

観音堂の右手に位置する建物。堂内に安置されている阿弥陀如来坐像は源頼朝が42歳の厄除けのために造らせたものという伝承を持ち、長谷誓願寺(現存せず)の本尊だったと伝えられる。鎌倉六阿弥陀のひとつで、「厄除阿弥陀」の別名でも知られる。

本堂の右手に位置するのが阿弥陀堂です。長谷寺の阿弥陀堂には、高さ2.8mの阿弥陀如来像が安置されています。この像は、廃寺となった誓願寺の本尊だったもので「鎌倉六阿弥陀」の一つです。

 

鐘楼

阿弥陀堂の横に位置する建物。長谷寺の梵鐘は鎌倉でも三番目に古く、銘には1264年(文永元年)に鋳物師の物部季重によって鋳造されたとあるが、これは現在観音ミュージアムに収納されており、吊るされているのは1984年(昭和五十九年)年に鋳造されたもの。

長谷寺の梵鐘(ぼんしょう)は常楽寺・建長寺に次いで古いもので、鎌倉時代を代表する鐘として国の重要文化財にも指定されています。「文永元年(1264年)甲子7月15日新長谷寺」の銘文が刻まれていますが、実は彫ったものではなく鋳造されたものだということです。この銘文から、長谷寺が1264年には存在していたこと、かつてこの寺が新長谷寺と呼ばれていたことがわかります。鎌倉時代に作られた梵鐘は宝物館に収蔵展示されており、現在吊るされているのは新しく作られたものです。

 

観音ミュージアム

間近に見る美しさに感激「観音ミュージアム」

宝物館を改修してオープンした博物館で、長谷寺に伝わる仏教美術、仏教彫刻、古文書や重要文化財の十一面観音懸仏、梵鐘が収蔵されている。入山料とは別に入場料が必要であり、料金は大人300円、子供150円となっている。開館時間9時~16時30分、毎週火曜日(祝祭日の場合翌日)休館。2015年に「観音ミュージアム」としてリニューアルオープンした「宝物館」には、神秘的な観音三十三応現身像や十一面観音菩薩立像(前立観音)などを間近に感じることができます。スピリチュアルな世界観にうっとりしてしまいますよ

 

大黒堂

江ノ島・鎌倉七福神の一つである大黒天を祀るお堂。一番古い大黒堂像は、応永十九年(1412年)の銘を持つが、現在は観音ミュージアムに移されている。

1650年に再建された二間四方寄棟造り・本瓦葺きの建物です。本尊として、大黒天立像が安置されています。この大黒様は「出世開運授け大黒天」と呼ばれており、出世・開運・財富招来の福神様です。

経蔵(輪転蔵)

内部には輪蔵と呼ばれる回転式の書架があり、一切経が収められていて、この書架を一回転させると、一切経を全て読んだのと同じ功徳が得られるとされる。また壁面にはマニ車と呼ばれるマントラが刻まれた仏具が設置してあり、こちらも回転させると経を唱えるのと同じ効果があるという。

 

かきがら稲荷

長谷寺の境内にある稲荷神社で、本尊の観音像が海を漂っている際、像に不着して当地に導いたという「かきがら稲荷大明神」を祀っている。

弁天窟

エキゾチックな「弁天窟」にドキドキ

長谷寺に来たら、絶対にチェックしてほしいのが、こちらの「弁天窟」です。弘法大師参籠の地と伝えられています。窟内壁面には弁財天とその眷属である十六童子が彫られ、ほかにも民間信仰の宇賀神(人頭蛇身)もお祀りされています。中に入ると、やわらかなろうそくの灯りに照らされ、どことなくエキゾチックな雰囲気に胸が躍ります。それぞれの童子の表情を眺めているうちに心が穏やかに落ち着いてくるようですよ。奥には弁財天が祀られています。まわりには小さな奉納弁財天も置かれています。名前と願い事を書いて奉納することができるので、静かな気持ちで奉納しましょう。

岩盤に彫り込まれた洞窟で、内部には弁財天とその眷属の彫刻が施されている。出口付近は天井が非常に低いので頭をぶつけないよう注意。

心静かに、写経に励める「書院」

風流な枯山水のお庭の先には、写経場として「書院」があります。2013年にできたばかりで、場内のほとんどは椅子席になっているので、正座が苦手な方や足が悪い方でも安心ですね。くっきりとあらわれた砂紋は日本人の繊細な美意識を映し出しているようですね。インスタ映えのスポットとしても、おすすめです。

写経は、毎日行われているので、体験することができます。道具もすべてそろっているので、写経用紙を購入したらすぐに体験できますよ!

お経を写していく写経のほかに、仏様のお姿を写す写仏もできます。写経は初心者だと1時間半から2時間ほどかかるそうです。時間に余裕をもってうかがうようにしましょう。

庭園と植物

妙智池周りの庭園などには、桜、藤、牡丹、花菖蒲、百日紅、桔梗、彼岸花、蠟梅、水仙、椿、梅など様々な植物が植えられており四季折々の景観を楽しむことができる。また、秋には紅葉のライトアップも行われている。

 

思わずにっこり!和み地蔵と良縁地蔵

長谷寺の隠れたアイドルのような存在、「和み地蔵」と「良縁地蔵」。ほっこりとした笑顔に心が癒されます。和み地蔵は、写経のできる書院に向かう途中にあります。三体のキュートなお地蔵さんが一緒にいる良縁地蔵は、境内の三か所にいらっしゃいます。ひっそりと佇んでいるので、探してみると良縁に恵まれるかもしれませんね。ぜひ、探してみてくださいね。

雨の中を歩きたい「あじさい路」

梅雨が見頃!あじさいが咲く散策路

平成のはじめごろにあじさいの栽培をはじめたという長谷寺。今では、なんと40種類以上、約2,500株ものあじさいを観賞することができます。散策路を歩きながらあじさいを見られますが、どこを見てもあじさいがたくさん!好きな角度を写真に収めようと、たくさんの人が撮影をしながら歩いています。

傾斜地一面に咲くあじさいは、種類によって色も様々。独特なこんもりとしたあじさいの花のキュートなかたちに心が奪われます。あじさいは種類によっても異なりますが、早いと5月中旬くらいから色づきはじめ、7月上旬くらいまで楽しむことができます。長谷寺では多くの種類のあじさいが咲くので、見ごろが長いのが特徴です。

傾斜地にあじさいが咲いているので、混雑していてもあじさいをきれいに写真におさめることができます。混雑時はとっても人が多く、雨で傘をさしながら歩くときもあるので、写真撮影するときはご注意を。

境内には40種類以上のあじさいが咲いています。よく見かける大輪のガクアジサイや、咲きはじめは白いのにだんだんと赤く色づいてくるクレナイなど、定番のお花からちょっと珍しいものまでいろいろあって面白いんですよ。なんというあじさいなのか調べながら眺めるのも楽しいですね。

経蔵奥の眺望散策路には40種類以上のアジサイが約2,500株植えられていおり、あじさいの名所として知られる。高台にあるため相模湾が一望できる見晴らしのよさで、シーズン中は混み合うことが多いので注意。

 

 

シーズン中は早めのおでかけが◎

「長谷寺」のあじさいはとても有名で、その美しさを楽しむために、シーズン中はかなり混雑します。平日の昼間でも1時間から2時間待つというのも珍しくはないんです!早めに行動するのがおすすめ。長谷寺に到着したら、まずは、あじさい整理券をもらいましょう。入場可能整理番号が看板に記載されているので、その時間に合わせて、境内を散策するのが効率的です。整理券と拝観券があればお寺に再入場できるので、待ち時間が長い場合は他のスポットを訪れるのもありですよ。

 

 

 

1年を通じて花の寺として親しまれている鎌倉の長谷寺。その歴史や見どころスポット・アクセス方法などをまとめてご紹介しました。奈良時代から伝わる歴史ある聖地と色とりどりの花々をぜひお楽しみください。

 

 

Hanakoの旅は続きます^^