【今話題のSUP(サップ)】横浜の街を水上散歩してみた!

 

こんにちはランディです。

友人から誘われて横浜近郊でSUP体験ができる場所があるという事でYOKOHAMA SUP倶楽部さんに行ってきました。

春は桜景色で有名な大岡川〜みなとみらい〜ランドマークタワー前までSUPにて往復をすると約1時間半。

普段見ている景色がこんなにも違って見えるものなのですね!

 

・YOKOHAMA SUP倶楽部さん

京急線日の出町駅から歩いて5分、黄金町駅からも歩いて5分くらいの所にあります。

近年、京急線ガード下は様々なアートを催したショップやアトリエができ始めておりその一角にあります。

SUP倶楽部さんの隣にはカフェーバー&ラウンジTiny’sさんがあり、川を眺めながらの一杯なんて事もできちゃいます。

SUP後の方がいいですね、酔っ払って転落の恐れがあります・・・

 

スクールの開講時間は午前10時と午後の13時(不定休)の2部となっております。

レッスンはSUPA(日本スタンドアップパドルボード協会公認)インストラクターさんが優しく丁寧に教えてくださいます。

初めての方でもご安心を。

 

 

まずSUPって何ですか?という人のために軽く説明をしたいと思います。

SUPは1960年代、ハワイのワイキキビーチで始まったとされるマリンスポーツでStand Up Paddlingの頭文字から来ています。

見た目は立ち上がってパドルで漕いでいるカヌーみたいなイメージです、最近はサップしながらヨガをするサップヨガとかが人気みたいです。

また数人で漕ぐドラゴンサップや、犬を乗せるドッグサップなんかもあり、全国各地で大会が開催されています。

健康かつ誰でも始められるアクティビティとして注目されています。

普段、ゴルフくらいしかスポーツをしていない運動不足のペンギン体系の私にとって、横浜で今流行りのSUPができると聞いて思わず飛び込んでみました。

 

・SUPボードとパドル

サイズはサーフィンのロングボードより小さいです、パドルは腕を上げた高さに調整します。

基本はパドルを操作しながら真っ直ぐに進むのですが、カヌーと違いパドルは片方しかありません。

そのためボードの進む方向に合わせ両面の水面をパドルで刺しながら方向、スピードを調整していきます。

ちなみに当方、丘サーファーくらいの横ノリスポーツスキルしか持ち合わせおりません。

 

インストラクターさんから10分くらいのパドリング講習を受けてからいざ挑戦。

まずは座って漕ぎ始めながらSUP独特の浮遊感を体に染み込ませていきます。

いざ立つまでに10分ほどインストラクターさんの指南をもらいながら水面をウロウロ。

 

そして覚悟を決めてゆっくり立ち上がります。

立ったよ、クララが立った!

まるで生まれたての子鹿のように足元がグラついております、これはバランス感覚と体幹が鍛えられる予感。

サーフィンのようにリーシュコードを足につけ、ライフジャケットも着ているため、万が一落ちても安心とはいえ

この立ちあがる動作がSUPを始めるにあたり、一番最初の肝かもしれません。

一度立ち上がってしまえば、あとは優雅に川の流れをたゆたう賢者の気分が味わえます。

 

パドリングは前方の水面によっかかるようにパドルを突き刺す、その刺したパドルが体重の重みを水に受け、水を押し流す力を推進力にして前に進む。

言葉で伝えるのが難しいですが、腕で漕ぐようにすると力が逃げる上に疲れます。

うまく行くと水の上をスーッと前に滑らかにSUPが進んでいきます。

まさに水上散歩!

 

普段通り過ぎるか、釣りをした事しかない大岡川でSUP!

この水面から見る景色が本当に最高なんです、川から見上げる長者町、野毛、横浜の違った一面を見られる醍醐味。

これが本稿で一番伝えたかった事です!

 

 

 

・日ノ出町駅から伊勢佐木へと繋がる長者橋まで到着

2015年に駅前に完成したタワーマンション「ザ・スカイクルーズ」の1階に平塚にある「Steak134」が左手に見えます。

こちら、ちがさき牛を使ったステーキが食べられるというお店、まだ行ったことのないお店を発見しつつ、みなとみらいを目指します。

普段、川から見る景色を意識することなんてないですが、ゆったりしたSUPの動き(歩くのとスキップの中間の速度)に身を任せていると

不思議と色んな事を考えてしまいます。

春は桜が綺麗なんだろうな、お腹すいたなぁ・・・まだ序盤

 

・知る人ぞ知る、都橋はハーモニカ横丁に到着

横浜を舞台にした映画やドラマで必ずと言っていいほど登場する場所ですが、元々は1964年の東京オリンピックに際して

周辺の商店、屋台、露店を集めたのがきっかけになっており横浜市管理の物件との事です。

野毛からほど近く呑み歩きがもはやこの一帯だけで完結してしまいそうです、お酒はまだ我慢。

しかしいつも呑んでいる街並みを水面から見る景色に感動、昼間と夜のコントラストが横浜の面白いところであります。

 

これぞ水上散歩、SUPの楽しみ、まだ川ですね。

 

・野毛から吉田町へと繋がる宮川橋まで到着

橋の付近は釣り人の垂らす糸に注意しながら水上散歩を楽しみます、何気に橋桁に黒鯛、シーバスの魚影が確認できました!

意外と横浜の川は綺麗なんだと感心、普段より川を汚してはいけない事を心がけようと思う瞬間でした。

 

そして大岡川を望むレストランのテラス席から物珍しそうに見られつつ北上、帰りは野毛に寄るのもありかなー。

伝説のジャズ喫茶「ちぐさ」さんの極上スピーカーの音に揺られるのも最高だな、ますます高まるお酒を飲みたい衝動を抑えながら

みなとみらいを目指して漕ぎ続けます。

 

ちなみに1933年創業のちぐささんは日本で現存する最古のジャズ喫茶として横浜では言わずもがな有名なお店さんです。

ジャズの街横浜、ジャズ喫茶といえば野毛。

ここら辺まで来る頃には方向転換、ブレーキもできるようになりました、生まれたての子鹿から鹿へ。

 

 

・コスモロックを通過して最終地点であるランドマークタワー前に到着!

今まで歩いて、車で見てきた景色が水面に映えている事に感動!

初めてのSUPではここまで来ると水上散歩とはいえかなりのカロリー消費になっています、少し足がジンジンしています。

慣れてくると効率的にパドリングできるので無駄な疲れはなくなるのは何となくわかります。

 

ちなみに帰りは風が南風だったためにSUPの操縦も思いのほかとても楽でした。

陸にあがった後はもちろん野毛へGO!となりました。

 

・設備

無料脱衣所、100円返却式のロッカー、300円で使えるシャワーも完備してます。

ひとつ気をつけるのは膝下は濡れても良い格好で!

1回の講習で1名2500円(期間限定)、SUPボード、パドル、ライフジャケットは無料で借りることができます。

 

 

 

・感想

大岡川といえば桜は綺麗だけど川は汚いなぁ、落ちたらどうしようとか始める前は色々考えていましたが、もっとマクロな視点で見てみると、

人によって汚された部分がだいぶあるのだなぁとか。

それでもまだ生態系は存在していて、そのために何が自分にできるのか、歴史を感じられる景色の中でどういう瞬間を生きているのか。

街が汚いことやゴミが落ちていることを他人のせいにしてはいけないと、当たり前の事をSUPを通じて再認識したのでした。

みんなの地球なのです。